みちのく未来基金【第7期生の集い】
3月18日 みちのく未来基金【第7期生の集い】に招待していただき、出席してきました。
みちのく未来基金とは、東日本大震災により親を亡くした子供たちの高校卒業時の進学について、
学費を返済不要で全額給付している基金です。
今回の【第7期生の集い】とは、今年の4月から進学する7期生と今年の3月で基金を卒業する奨学生の旅立ちを、支援者や関係者とともにお祝いする会です。
集いでは、これから進学を決めた第7期生がひとりひとりこれからの抱負や未来への希望などを発表されていました。
その後は進学先を卒業し、この春から社会人になる奨学生が、第7期生への言葉や、いままで支援をした方への感謝の気持ちをひとりずつ発表していました。
今年卒業する多くは第3期生で、この第3期生のみなさんは高校2年生の3月に震災を経験し、春から高校3年生となり受験勉強を本格的に始める前に、家族や学校、勉強する環境などを失った子たちです。
親を失ったことで進学をあきらめようと思った子が多かった中、このみちのく未来基金のおかげで進学をあきらめることなく、つらい環境でも進学に向けて努力した子たちの卒業でした。
スピーチでは全員感謝の気持ちを伝えていました。
支援者や支援企業、先輩・後輩、そして基金のスタッフのみなさんへの感謝を、涙ながらに自分たちの言葉で、伝えていました。
ひとりひとりスピーチしていったのですが、その中で一人の子の言葉がとても印象に残っています。
その子は1期生で、大学院までの学費を支援してもらったいた子でした。
その子はスピーチの中で、
【今回の震災で失ったものもたくさんあるけれど、それ以上に与えられたものの大きさを実感しています。】
と言っていました。
この子たちにとってこの基金の存在がどれだけ心強かったことだろうと感じました。同時にこの基金は継続していかなくてはいけないと強く感じました。
みちのく未来基金の活動は、震災当時にお腹にいた子が進学先を卒業するまで続きます。
今一番小さな子で6歳だそうです。その子がストレートに4年生大学を卒業するまで、単純計算で16年ほどかかります。
もし院に進めばさらに2年、留学などしたらその分までなど、、、まだまだこの基金の活動は続いていきます。
そのためには支援がまだまだ必要になってきます。
不二興産では引き続きみちのく未来基金を通じて、サポートしていきたいと思います。
また、皆様のご協力もお待ちしております。ぜひ支援のほどよろしくお願いいたします。
村松